摂食障害を乗り越え、ヨガで心と身体を再生

ウブ子との出会い>>

YouTubeを拝見したのがきっかけで
お家でできるストレッチやヨガなどを探していた時に、
美宅 玲子さんの動画が出てきたんです。
普段はヨガ・ピラティスのインストラクターをされているのですが
過去に摂食障害を20年かかって克服し、
上級心理カウンセラーの資格を取得したというプロフィールを拝見し興味を持ちました。

さらに美宅さんのヨガ教室には、多くの生徒様が通われており
これまでに約450名のお客様をサポートをしてきたというところで
直接お話をお伺いしたいなと思ってご連絡させていただきました。

心と身体を健康に

-「ダイエット強迫症」

ダイエット強迫症とは、私の造語で、摂食障害の一部の人の特徴を表しています。
さまざまなダイエット法を試して、一時的にうまくいくことはあっても
「このダイエット法を守らなきゃ」と思うほど、それができない自分や
なかなか減らない体重、思うようにならない体調が嫌になって過食を繰り返す。
そしてリバウンドをするだけでなく、精神的に不安定になって自分を責めたり
自信をなくしたりすることはありませんか?

普段はとてもやる気があって明るい頑張り屋で、いろいろなことをやり抜く能力があるのに
そのエネルギーがひとたびダイエットに向かうと
日々の結果や人の体型との比較に一喜一憂して視野が狭くなり、心がどんどん消耗してしまう。
幸せを掴むために始めたはずのダイエットで、自分を嫌いになってしまう。

それがエスカレートすると、本来の目的から逸れて、食べることに罪悪感を持ったり
太ることが異常に怖くなったりして、過食などの行動をコントロールできなくなってしまう
それが、「ダイエット強迫症」です。

そんな経験から、心と身体の健康に興味を持ち、人が喜ぶことを仕事にしたいと思い
ヨガ・ピラティスのインストラクターになりました。

-ヨガ教室「Repure⭐︎Body」

主にヨガ・ピラティスのインストラクターとしてレッスン指導を行っております。
国立・国分寺にヨガ教室「Repure⭐︎Body」を構えており、
アウトドアヨガや天井から吊るした布に体を預けながら行うエアリアルヨガなど
心も身体もスッキリしていただけるようなヨガ教室になっています。
その他にも執筆活動や、ヨガに関連するグッズなども販売しています。

-インストラクターになるまで

中学から大学生の10年間は陸上競技をしていました。
高校3年生の時、部活を挫折したことをきっかけに摂食障害を発症し
それから20年程悩まされました。

大学を卒業後、夢であった小学校の教員になったのですが
精神的に自分を追い込んでしまい、うつ状態になってしまいました。
2年半の教員生活を終え、興味のあったスポーツクラブへ転職しました。

そこでヨガに出会い、心と身体を健康にするメソッドに一気に惹かれ
同時にピラティスも学ぶうちに私が知りたかった身体の使い方や
心と身体の仕組み(つながり)を知り、精神的な落ち着きを取り戻すことができました。

私はヨガ・ピラティスに出会い健康を取り戻し
人に役立てる道を見つけることができたので、この仕事を専門として
多くの人に提供したいとの想いから、28歳の時に独立を決意しました。

摂食障害とは、食事の量や食べ方など食事に関連した行動の異常が続き、体重や体型のとらえ方などを中心に
心と体の両方に影響が及ぶ病気をまとめて摂食障害と呼ぶそうです。
摂食障害では、必要な量の食事を食べられない、自分ではコントロールできずに食べ過ぎる、
いったん飲み込んだ食べ物を意図的に吐いてしまうなど、患者さんによって様々な症状があります。
また、10代から20代の若者がかかることが多く、女性の割合が高いのですが
誰でもかかりうる病気というのも特徴的で、摂食障害患者は1年間に21~24万人とされています。

引用:こころの情報サイト


-コロナでゆとりが生まれました

独立した最初の頃は、昔からあった摂食障害で緊張による過食やダイエット
下剤の影響で不安定でしたが、ヨガが身体に馴染むにつれ次第に落ち着いていきました。

また、コロナ禍の影響で仕事が激減してしまいましたが
詰め込まれたスケジュールにゆとりが生まれ
オンラインレッスンや海外の方との交流が増えるなど
変化のきっかけにもなりました。

ヨガのような心と身体を用いた練習は、幼少期や思春期の子供たちにとっても
心と身体の両面の健康に対して良い効果があると、いくつもの研究で報告されているそうです。
そのことからアメリカでは、学校教育へヨガや瞑想の部分的な介入が開始され
すでに940校にヨガプログラムが導入されているなど、今後にも期待が持たれています。

ヨガプログラムの体験を通じて、子供達の精神的身体的な健康と社会性情動的スキルや
クラスでのふるまいなど、学校生活において必要不可欠なスキルが養われることに繋がると考えられており
日本では大人になってヨガを始められる方が多い印象なのですが、
お子様がいらっしゃる方は親子で一緒にやるのもまた、良いのではないでしょうか。

引用:ヨガジェネレーション


-利害のない人に話します

私の性格的に、深刻に考えて不安になるタイプで人や社会の目を気にして
自分の本音やニーズが分からなくなりやすいのですが
それに対してヨガは非常に救いになっており、レッスンやお客様との交流を通して
良いひらめきがあったりするので、不安な気持ちが打ち消され、心が落ち着きます。
また、ノートに自分の気持ちを書き、利害のない人に話すことで
整理し頭や心をスッキリさせています。

-ストレス発散がストレスに!?

忙しい時や都会の人混み、外出先でレッスン前の待ち時間が長い時
気持ちが落ち着かなかったり。。
また余計なものを買って食べる傾向があるのですが
これは発散のようで結果あとでストレスに感じている時があります(笑)

そんな時は、レッスンすることが発散でもあるし
家で寝ることや一人で夢中になって好きなこと(ブログ執筆など仕事であっても)を
するのもリセットになります。

うぶこComment
うぶこも、都会の人混みが本当に苦手で、新卒の時は満員電車に慣れず胃腸炎になったことも。
大阪1年半、東京5年と経ちますが、未だに人混みは苦手です。
特に満員電車は人との距離が近すぎる上に、身動き取れない為、
住む場所含めてなるべく満員電車に乗らなくていい生活を意識しています。

日々大切にしていること

-柔らかい声を出すことを意識しています

姿勢や柔らかな声を出すように意識したり、落ち着いていることですかね。
柔らかい声は、息に音を乗せて出すリラックスした声で、肩や首の力が抜けて
声帯を痛めることもなく、精神的にもリラックスできます。
また聞いている側も、肩の力が抜けリラックスできますし
自分自身もリラックスできるし、体調をキープすることができるのです。

-日々大切にしていること

自分が本当はどう思っているのか、どう感じているのかを大事にし
表現することを日々心がけています。
「良い」「悪い」はなくて、本来の感覚や感情には何の色もついていないと思っています。
何か感情が湧いてきたら、例えば
「心地いいな」
「不快だな」
ということだけ受け止めています。

ありのまま、今感じるまわりの様子や自分の体内の感覚を味わえるようになると
今まで見ないようにして怖くて逃げていた、痩せていない自分、
食べていること、人からの視線なども、特別怖いものではないと思えるようになりました。
理想的な状況ではなくても、感じたままの自分を肯定していいのです。
むしろ、肯定されるからこそ安心できて、過食も治ります。
痩せていなくても、自分を、自分の感覚を、感情を愛していいのです。

-Massage

大地に深く根をはるから
胸を空に開けるんだ
どこまでも伸びる大木のように
華やかな成功も
深い根がないと風で折れてしまう。
深い根があれば何事にも揺さぶられない。
堂々と、伸び伸びと、進んでいける。
著書:こころを磨くヨガ より

今後の活動

-メッセージがより多くの方に届きますように

アウトドアヨガや主宰クラス、オンラインクラスの認知拡大と
発展を目指していきたいと思っています。
また、公共事業や企業とのコラボ、指導者の養成、出版、
レッスンで伝えているメッセージがより多くの方に届くようなことを実行していきたいです。


Profile>>

美宅 玲子(Mitaku Reiko)
埼玉県所沢市出身。
東京学芸大学教育学部を卒業後、埼玉県小学校教員として2年半務める。
その後スポーツクラブへ転職しヨガに出会う。
現在は国立・国分寺のヨガ教室「Repure⭐︎Body」を経営し
ヨガ・ピラティス・美姿勢のインストラクター(フリーランス)として活動中。

資格
整体師や健康管理士、上級心理カウンセラー、エアリアルヨガなど
学びを深める中、椎間板ヘルニアや摂食障害も克服。

著書
・「ヨガ・ピラティス〜芯のある健康美を自分で作るヒント」
・「アウトドアヨガ 通勤中でもできる!自然のパワーで元気になるヨガ」
・「トイレでこっそり美姿勢エクササイズ:姿勢美人になる!自信がつく!」など





UBUGE(UUBU×Genderfree)

カタにはまらず、自分らしさを大事にして欲しいなと
想いを込め UUBU(ウーブ)と名付けたスキンケアブランド。
足跡もぜひ覗いていただけると嬉しいです

うぶ子のblog  ▶UBUGE公式Instagram