日々使うスキンケアの容器。
その「素材」が、環境や製品の品質、そして使う人の感覚にどのような影響を与えるかをご存じでしょうか。
UUBUでは、化粧水、美容液製品ともに「ガラス容器」を採用しています。
その理由は、単に見た目の美しさだけではありません。
この記事では、ガラスの歴史から環境への貢献性、プラスチックや紙との違いなど、UUBUが“なぜガラスを選ぶのか”をお伝えします。
古代から続く、人とガラスの関係
ガラスのはじまりは、今から5000年以上前の古代メソポタミアやエジプト。
貴重な宝石としてガラスが使われた後、工芸品として発展し、
やがて紀元前1世紀には「吹きガラス」技術の登場により、容器として広く使われるようになりました。
明治時代には西洋化が進み、窓ガラスが普及し、ガラス産業が発展、
現代に続くガラス製造の技術と美意識が育まれてきたのです。
その長い歴史の中で、ガラスは「保存性」「再利用性」「造形の自由度」といった特性から、
暮らしに欠かせない素材として受け継がれてきました。
ガラスが環境にやさしい理由
環境配慮という観点でも、ガラスは優れた素材です。
紙やプラスチックと比較した場合、それぞれに特長はあるものの、
「循環性」と「再利用性」の点でガラスは非常に高い評価を受けています。
■ プラスチックの現状
軽量で加工しやすいプラスチックですが、石油由来で分解には非常に長い年月がかかります。
また、リサイクル率は決して高くなく、多くは焼却処分され、環境への負荷が懸念されています。
■ 紙は万能ではない
紙素材は再生可能と思われがちですが、
防水性を高めるためのコーティングによりリサイクルが難しくなることもあります。
製造には大量の水や薬品が使われ、必ずしも「地球にやさしい素材」とは言い切れません。
■ ガラスのサステナビリティ
ガラスは、石灰石や砂などの天然原料から作られ、有害物質を含まず、
100%再資源化が可能な素材です。
また、リサイクルする際も品質が落ちにくく、何度でもリユース・リサイクルが可能。
使用後も「ゴミになりにくい」素材であることが、ガラスの最大の魅力のひとつです。
品質を守る素材としての信頼性
スキンケア製品の多くには、酸化や光による劣化を避けたい繊細な成分が含まれています。
ガラス容器は、外部の空気や湿気、光の侵入を抑える「バリア性」に優れ、
保存時の品質保持にも一役買っています。
- 密閉性が高く、酸化しにくい
- 香り成分を吸着しにくく、香りの変質が少ない
- 内容物との化学反応が起こりにくい
- 遮光性のある瓶を使えば光劣化をさらに防げる
こうした理由から、香料やスキンケア製品の分野では、
今なお「ガラス」が重宝されています。
感覚的にも心地よい体験を
ガラス容器を手に取ったときの、すっと冷たい感触や適度な重み。
蓋を開けるときの音、こうした五感に触れる体験は、
日々のスキンケア時間に、ちょっとした変化や楽しみを与えてくれるものです。
UUBUでは、容器の「使い心地」もまた、製品の一部と考えています。
使用後も、美しいものとして残る
UUBUでは、ステナブルな素材である硝子容器を採用し、
使い終えた後も花瓶などへアップサイクルし、循環を生む取り組みを行っています。
ガラスにこめたUUBUの想い
素材選びは、UUBUにとって「設計の一部」でもあります。
化粧品という製品を超えて、
環境への配慮、使いやすさ、見た目の美しさ、そして製品の品質保持
それらすべてを兼ね備えた容器として、私たちはガラスという選択をしました。
便利さや効率だけを優先せず、
目に見えない部分にも誠実さを込めることが、UUBUのものづくりの姿勢です。
最後に
数千年の歴史をもつガラスは、これからの未来においても、
環境・文化・品質の観点から見直されるべき素材です。
UUBUはこれからも、「中身」と「外側」、両方に責任を持ち、
信頼できる素材とまっすぐに向き合っていきます。
もし容器の手触りに、ふと気づいたときには、
それがこのガラスという素材の「ちから」であることを、
少しだけ感じていただけたら嬉しいです。
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